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マルモリーノについて

ルーツはベニス マルモリーノで仕上げた部屋はイタリアワインが良く似合う

2021/07/06
マルモリーノについて

ルーツはベニス

古代ローマ時代に既に建築装飾として存在していたイタリア漆喰。
そのイタリア漆喰はベニスが繁栄した15〜16世紀にMARMORINO(マルモリーノ)と呼ばれて大変人気がありました。
大理石(イタリア語でマルモ)を微粉末にして混ぜて使用したことからこう呼ばれたのです。


奈良国立博物館 写真:松村 芳治

製品の特徴

品質を安定させる為、長時間寝かせたペースト状の石灰、粉末大理石、水など昔から変わらず自然素材を原料としており、その仕上がりは石壁を思わせる重厚感とヒンヤリとした感触、平滑ながら微妙なコテむらで光の陰影を映し出し、細かい砂粒と共に共に上品な表情を醸し出します。
MARMORINO(マルモリーノ)はイタリアの歴史の中で育まれた左官材です。
イタリアでは外装にも使っていますが、日本では慎重を期して内装にのみお勧めしております。
石灰は通常は粉体ですが、このMARMORINO(マルモリーノ)の原料はペース状です。
ペースト状の石灰は、石灰石を焼いて水に漬け、2年程熟成させて出来上がります。
このような石灰の製法は、イタリアでは数百年前から行われていた伝統的な方法であり、粉体に比べると品質が安定します。
また、このようにして製造した石灰の価格は、粉体に比べると10倍もします。
環境保全にも適切な材料としてイタリアの歴史的継承物の修復にも使用されています。

マルモリーノのメンテナンス

普段は何をしなくても構いません。もし、汚れがついたらきれいな消しゴムで消すか、硬く絞ったタオルで叩いてください。
但し、染み込んだ汚れは取れませんので、中に染み込まないようにご注意ください。
汚れがつきやすいと思われる箇所には、予めワックスをかけることをお勧めします。

特殊な施工

MARMORINO(マルモリーノ)に、金属調の透明感のある「パティナ」を使用する事により、また違った質感を生み出すことが可能です。
ブロンズ、ゴールド、シルバーそれぞれに個性があり、シックで落ち着いた印象を崩さずに、存在感を際立たせます。
今回、円柱の施工にてゴールドを使用した動画を撮影しましたのでご紹介します。
MARMORINO(マルモリーノ)の塗りたての状態と完全に乾いた状態が途中経過で分かります。
完全に乾くと、塗りたてからかなり明度が高くなり、石のような風合いを演出します。
これだけで充分高級感があり、自然な風合いによってどんな空間にも馴染みます。